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【商店街探訪】〜砂町編〜 商店街の看板商品は“手作り”

2019.07.23

「砂町銀座商店街は戦前からスタートした商店街です。明治通りから丸八通りまでを繋ぐ約670mに店がひしめき合っています。ご存知の通り、近年ショッピングモールや大型スーパーが近隣に進出し、商店街の危機が叫ばれましたが、やはり商店街にしかできない商いや、人情味溢れる雰囲気があるからこそ、みなさんがこの商店街に訪れてくれるのだと思います」
こう話してくれたのは、商店街振興組合の副理事を務め、自身も砂町銀座商店街で酒屋『伊勢信酒店』を営む沼田正史さんです。

「ウチはね、一般のお客さんもそうだけど、飲み屋さんにお酒を卸している酒屋さん。みなさんのニーズに合うように、地酒や銘柄焼酎などを幅広く扱っています。話を戻してこの商店街の魅力だけど、それはやはり手作りの店が多いってことに尽きるかな。パン屋や惣菜屋さん、おでんダネ屋さんもそう。あ、うどん屋も手作りだね。手作りだからこそ、自信をもっている店が多いのがこの商店街の特徴かな。そして、どこも安くて美味しい。この商店街を知りたければ、まずは、食べてみて、って思うね」(沼田さん)
“手作り”と“雰囲気”が魅力である砂町銀座商店街。どんなお店があるのでしょうか。
実際に商店街を歩いてみるとしましょう。

 

夕飯時にはまだ早い午後。
活気のある呼び込み声とお客さんの注文で賑わっていたのは『増英蒲鉾店』。

定番のごぼう巻やいか巻は1つ40円。一番人気は中華揚(90円)

人気の理由はなんといってもリーズナブルな手作りのおでんダネ。100円玉でお釣りがくるおでんダネは、地元客だけでなく、遠方のファンも多いのだとか。

多くの注文を手際よく捌く女性スタッフたち

 

次に訪れたのはドイツ・フランス菓子の専門店『モカドール』。

お店のなかに入ると、どうも営業をしていないようですが、
なにやらご店主・三好勇さんが忙しそうに作業をされていました。

「いまは休業中、というかリニューアル中ですよ。この店は50年前からやっています。当時はまだ珍しい洋菓子の修行をして、この店を持ったんです。今年で70歳になりますが、まだまだやりたいことがあってね。カフェを備えた店にするつもりで、自分で改装してるんだよ。同時進行で12月のクリスマスハウス(ドイツの伝統的なクリスマスの飾り菓子)作りも進めてるんだよ。大忙しだね」(三好さん)

店内には菓子職人である三好さんが描いた、器用さとセンスを感じさせる絵が所狭しと飾られている

 

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江東区でも屈指の有名商店街、砂町銀座。
そこには、大型モールには真似できない商魂や手仕事が息づいていました。
「ショッピングモールは便利だけど、疲れちゃうんだよね。それに商店街に来れば、お友達のみんながいて楽しいの」。
取材中に出会ったおばあちゃんの言葉が、この商店街の魅力を見事に表現していたのでした。

 


 

掲載店舗

伊勢信酒店

江東区北砂3-38-13
03-3644-2004

増英蒲鉾店

江東区北砂4-9-9
03-3644-5347

モカドール洋菓子店

江東区北砂5-1-30
03-3646-7813

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